星空のリンク

クリスマス前に、仏教的な話になってしまうけれど、”慈(メッター)”という言葉があって、これは「友」を意味するパーリ語「ミッター」からの派生らしい。ともすれば執着とか、嫉妬、欲望などといった感情と結び付き易い「愛」というより、自分にではなく他人(友)に向けられた最大級の「思いやり」、純粋な「優しさ」、それを“慈”と言うのかもしれない。

またキリスト教の讃美歌である『SILENT NIGHT』は、基本的にキリストの生誕を祝うものなのだが、現代では様々な人種や言語、文化の壁を超えて、世界中のあらゆるところで歌われている。

「クリスマス」は〈世界中、平和を皆で祈る日〉と捉えれば、それは現代にふさわしい習わしなのかもしれない。書作の合間に夜風に身を委ねながら、ふとそんなことを思う。

ラストスパート!

“時間”は存在するのか?

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