モンゴル渡航

モンゴル渡航/書家 木下真理子_1

モンゴル渡航/書家 木下真理子_2

モンゴル渡航/書家 木下真理子_311/14~、モンゴル国にて、「日本の美しい文字プロジェクト」行ってきました。11月のモンゴルはすでに冬で、夜はマイナス10度以上です。屋内は日本にいる時と変わらないのですが、外出した途端、数分で耳がしんと冷たくなり、感覚もなくなってしまいます。

日頃から極寒の気候とも向き合い生きているモンゴルの方々の気質でしょうか、今回のワークショップは、日本の文字や思想、書道についてと、いろいろ盛り込んだ内容で、1講座あたり3時間にもなりましたが、きつそうな素振りもまったくなく、みなさん、楽しいといって取り組んでくれました。

モンゴル文字の歴史は、チンギスハーンの大モンゴル帝国時代から時を経て、1921年の人民革命により、社会主義の旧ソビエト連邦の傘下になり、ロシアのアルファベットであるキリル文字による表記になりました。そして、1992年に社会主義国家が崩壊すると、民族の誇りを取り戻すように、再び、モンゴル文字の復活がなされたという経緯があります。

閉ざされていたからこそ、チンギスハーンの伝説を誇りに、自国の文字をとても大切にして、モンゴル文字による書道に対しても敬意を持っています。同じように、日本の文字や書道にも真摯に向き合ってもらえました。

もし、日本人が日本語の表記を、ローマ字表記にすると強要されたとしたら、どうでしょうか・・・自分たちの文字があるというその尊さを、改めて教えて頂いた気がします。

今回のモンゴルでのワークショップと公開揮毫の詳しい内容については、後日プロジェクト報告の方でさせて頂きます。

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公開揮毫 ワークショップ

硯の講演会とシンポジウム

京都府庁 揮毫

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