書作のアイテム その2

書作のアイテム その2

ゴールデンウィークも終わり、日常が戻ってきました。思い起こせば、昨年の今頃は、イタリア渡航の準備に追われて過ごしていました。イタリアに限らず、海外での書の揮毫やワークショップを行う際は、日本から持ち込む道具と現地で調達する道具とを事前に考えておくのですが、道具というものは、実際に使用した人でないと分からないという側面があります。

例えば、公開揮毫で使う墨池(ぼくち)という墨を入れる容器がそうです。小さな作品を書く場合は少量の墨ですむのですが、大きな作品を書く場合は、多くの墨量が入るものが必要となります。そうすると、なかなか書道専門の道具として販売されていないので、調理器具のボールやたらいなどで少し趣のある器を探そうと思うのですが、昨年、イタリアに行くということで閃いたことがありました。

イタリアと言えばワイン。そうだ、ワイン・クーラーを使おう!

実際に墨を入れて片手で持つことが出来て、墨量もいろいろと調整が効くので使い勝手が良く、見た感じも“和”になり過ぎず、どんな場所にも溶け込んでしまいます。それを使用した時の模様は以下をご覧ください。

イタリア 世界遺産 ノート市主催 揮毫イベント

その後、モンゴルの国立博物館での公開揮毫でも使用してしまいましたが、その模様は下記をご覧ください。

モンゴル 国際交流基金主催 合同揮毫イベント

書道と同じように三千年という歴史を持つイタリアンワインの底ヂカラ、恐るべしです(笑)。