イタリア渡航を控えて

イタリア渡航を控えて

イタリアの渡航までひと月を切り、その準備で少しずつ慌ただしくなってきた。今回のミラノ万博は「食」がテーマということもあり、いろいろと調べていて、少し気になる情報を見つけた。

今、イタリアのプーリア洲南部では、オリーブの木が細菌の感染被害に遭い、事態は拡大の一途を辿っているという。根治する方法も今のところ無く、オリーブの木を伐採して対処するしかないという危機に瀕しているそうだ。

このニュースはあまり日本では話題になっていない。ただイタリアはスペインに次ぎEUにおいて第2位のオリーブ油生産国であり、イタリア料理と言えばすぐにオリーブオイルが頭に浮かぶくらい、オリーブは日本でも馴染みのある食材。“消費者”的には、代用品で日々の食生活を維持できればそれで済むと考えてしまいがちだが、でもこれは単純に代用品を探せばいいという話ではないように思う。

伐採されていく木には、樹齢500年を超えるものも少なくないという。

日本人も古から木に対しては特別な感情を抱いてきたが、イタリアの人にとってのオリーブの木は、日本人にとっての桜の木にあたるものではないだろうか。ミラノ万博の年、これを一つの契機に、自国・他国を問わず、このような問題をどんどん共有していかなければならない。