流されゆく日々

気になった見出しに釣られて「日刊ゲンダイ」というタブロイド紙を購入した。
以前は、ニュース記事というより、そこで連載されている五木寛之さんの「流されゆく日々」という日々のエッセイを見ようと購入していた。

久しぶりに購入して、その連載に目をやると、連載回数9,995回とあった。いよいよあと5回で、10,000回、大変な偉業だ。私のブログなど足元にも及ばない。

印象に残った記事はスクラップで保存しているものの、私の生まれた年にはどんな出来事があったのか、そんな興味もあり、私はこの連載の単行本も持っている。

最初に惹かれたのは、そのタイトルだった。
“流れゆく日々”ではなく、“流されゆく日々”。
人は人生という河の流れに抗えず、ただ流されてゆく。
まさに現代の徒然草ではないかと思った。

久しぶりに過去のスクラップを読み返すと、2009年2月5日、第8,155回の記事には、次のような見出しが付けられていた。
「ため息をつくことの効用」。
物事、ポジティヴシンキングでは解決しない時代。それは今も変わっていないし、この先も続いてゆくのだろうか。

流されゆく日々_R

ひとときの夢

熊野“筆”巡礼

関連記事

  1. 書き初め

    2018.01.02
  2. ラジオ・トーク

    2017.10.26
  3. 梅の香

    2017.03.03
  4. 古式ゆかしき

    2019.12.30
  5. 書聖 王羲之展

    2013.01.22
  6. 微笑みの国

    2014.09.16
PAGE TOP