手と手をつないで

私が住む街では、毎年この時期になると駅前が眩いばかりのイルミネーションで彩られ、「ジングルベル」のメロディがそこかしこで流れている。
また少し離れたところにある、ひっそりとした公園では、大きな木がクリスマス・ツリーと化している。

電飾の明るさに暗闇を、温かさに北風の冷たさを、逆に感じてしまう捻くれ者の私。

この季節は、心が通い合う人、すれ違ってしまう人、サンタクロースを待っている人、信じていない人・・・それぞれだけど、きっと誰もが情緒的に過ごしている。

先日、書道講座の受講生から、少し早いクリスマスプレゼントで、“墨”の香りがするハンドクリームを頂いた。
「墨の付いた手を洗った後に、また墨の香りのクリームを塗るの?」という軽い冗談もあり、みんなで笑い合った。

肌が乾燥しがちなこの時期、クリームは必需品。有り難く使用させて頂いている。
アロマ成分も配合されていて、程なくいい香りが漂い、手は柔らかな潤いに包まれてゆく。
私はついでに心も解しながら、今年はクリスマスを受け入れようという気持ちになった。

みんなあっての私。

    切り抜き文化

    光たちのささやき

    関連記事

    1. 書聖 王羲之展

      2013.01.22
    2. 光と闇

      2017.03.01
    3. 春の嵐

      2017.04.18
    4. 鎮守の森にて

      2016.05.15
    5. 消えゆく愉しみ

      2015.05.22
    6. 厳かなるもの

      2017.09.12
    PAGE TOP