やり過ぎない

書道において、心に留めなければならないこと。
それは、書作では“やり過ぎない”こと。
しかし、これがなかなか難しい。
気づいた時には、昨今流行語ともなっている“ドヤ”な、ただの暑苦しいものとなってしまう。
自己顕示欲は、美しいものではない。

また文字を書くという行為に装飾を加味しようとすると、それは“書”ではなくなり、
西洋カリグラフィーやデザイン書といったものに変質する。

古来、東洋の芸術である書は、表層には表れてこないものを内包している。
表出していないが、感じるもの。
そこに書の本質はあると思う。

〈本当の美しさは、あらわれるものではなく、かくれるものではないのか/宮城谷昌光〉

書法と美の着眼-隷書-

書道とは...

書作の真相

関連記事

  1. 消えゆく愉しみ

    2015.05.22
  2. Go To キャンペーン

    2020.07.23
  3. 神技・・・、それは人技

    2011.03.11
  4. ただの日用品、されど

    2016.05.08
  5. 夏目漱石『こころ』

    2014.06.18
  6. 視界

    2020.02.07
PAGE TOP