嬉しさのお裾分け

先日、都内の業務用パソコンやコピー機が設置されている、あるショップで仕事をしていた。画像資料用にと、自分が大切にしていた本をスキャニングした時のこと。スキャニング機の画面に前の使用者が作業中に付けたと思われる“インク”がそのまま残っていて、私の本に付いてしまった。

これはこれで仕方がない(自分も事前にきちんと確認していなかったのだし)…きっとそうなる運命だったのだろう。そう自分に言い聞かせつつも動揺は隠せない。すぐさまその場にあったパソコンで再購入出来るものかインターネットで調べてみたが、ある書家の回想録で貴重本に属している為、その見込みは無さそうだった。一応、ショップの方に状況だけ説明して、茫然とした心持ちで帰った。

次の日、そのショップの責任者の方からご連絡を頂いた。なんとか探してみたい、と。
そしてその方は、神田の古本街で、可能性のありそうなお店のあちらこちらに直接足をお運びくださり、奇跡的にほぼ新品に近い1冊を探し出してくださった!

お金を出せば、大抵の物は買えるのかもしれないし、大抵はお金で解決してしまおうとするのかもしれない。お金を出しても買えないものを、今回は頂けたようで、本当に嬉しかった。

    通学路に咲く花

    心の休日

    関連記事

    1. 田植時

      2014.06.02
    2. お知らせ 日本画家×書家

      2016.08.11
    3. 茨城県北芸術祭⑤芸術編

      2016.10.25
    4. こけし*とりっぷ

      2014.07.19
    5. 漢字の秘密③古代日本編

      2016.03.05
    6. 「書法と美の着眼」再開

      2016.03.30
    PAGE TOP