五月の風の中で

少し仕事も一息ついて、昨日は一日外出。久しぶりにノンビリ過ごすことが出来た。
大瀧詠一さんの「外はいい天気」を口ずさみながら、前から行ってみようと思っていた小高い丘にある公園を、緩りゆるりと散歩。
深く緑に色づき、風が通り抜ける木々の葉音を聞いていると、心地いい。
鶯の声も聞こえる。
こんな若葉の季節が好き。

若葉の季節は、人生で例えるなら20代前半の頃。
私自身、20代前半は行く先が見えず、もがいていた。書も稚拙で、まだまだだった。
でも、そんな若さを振り返って、当時の書を見直してみると、技術に頼らない(頼れない)真っ直ぐさがひしひしと伝わってくる。
今はもう書けない、あまりに無垢な書。
初々しさは一瞬の輝き・・・光かがやく五月の風の中で、ふとそんなことを思った。

一人ひとりの毎日と書道

贈り物

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