去りゆく夏

今年の夏も駆け抜けていってしまった。先日のミラノ万博ではたくさんの方々にご支援を頂き、公開揮毫も無事に終えることが出来た。

外国での公開揮毫にあたり、着物を着て行うという選択肢もなくはなかったが、現代の日本人のほとんどは、着物を着て生活をしているわけではなく、一昔前の外国映画にあるような間違ったイメージの日本人像、日本人の目で見ておかしいなという描かれ方をしているということも頭をよぎり、洋服で行うことにした。伝統的な書道でも、現代の慣習を無視する必要はないと思う。

ただ後日、井戸兵庫県知事よりお手紙をお送り頂いて思ったこととして、手紙に関しては、江戸時代でも現代でも時代に関係なく、それは人の“手”により“紙”にしたためたものがやはりいい。

手紙には、過ぎゆく季節と人の面影が紙に透けて見え、この夏の出来事が記憶として刻まれる。

過ぎゆく夏

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