自由の彼方

「自由」とか「解放」とかって何だろうかと考えさせられている、今日この頃。
例えば、約二年に及ぶコロナ禍の生活。
通勤という日課からの解放は、既存の暮らしが〝当たり前〟でなかったことに気づいた人も、多かったのではないかと思う。

とは言え、「個」の自由と「私」の解放とは違うという気もする。
自由とは求める心であって、主張する自我ではない。
でも、すべからく誰もが願ってやまないのは、やっぱり平等ということになるのだろうか・・・。

日本においては、古来長きにわたって身分や職業の選択の自由は無かった。
でも、それによって全てが不幸せだったかと言えば、そんなことはなかったのではないかと想像する。

「多様性」という言葉を使うことで、むしろ違いを認識してしまうということもある。
「一即多、多即一」。そんな尊い教えがあるけれど、平たく言えば〝一緒くた〟。
こういう考え方にもっていったほうが、気楽に生きられるのではないかと思ったりする。

久しぶりの外食ディナー

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