久しぶりの外食ディナー

かれこれ、その人と会うのはもう2年ぶりになるのかもしれない。
昨日、その親しき友人と外で食事をした。
積もる話もあったけれど、なによりまず、一緒に食事ができたことが嬉しかった。

そこは日頃利用することが多い、某マーケットが出店した飲食店。
よく買う食材がプロの手にかかるとどんなふうになるのか、前から気になっていた店だった。
輸入食材の販売を手掛けているだけに、ワインリストの充実ぶりは目を見張る。
もっとも私が飲んだのは、シャンディガフだったのだけれど・・・。

そして、店員さんのさりげない気遣い。当然だけど、それは自炊では得られるはずもない。
料理の分量も多くもなく、少なくもなく、盛りつけのわずかな工夫が、日常の洗練を思わせる。
こうしたすれすれの配慮は、自分で料理を作っているときには気が回らないので、これも外食
ならでは。
友人も、一品一品を確かめるようにゆっくり味わっていた。
私には、その友人の近況が聞けたことも、ちょっとした料理のスパイスとなった。

2時間という限られた時間は、だらだらとせず、せかせかもせず、2年間を取り返すかのような、
キラキラとした時間だった。

コロナ禍を経たからこそ得られた実感。
深く考えたことがなかった外食と友人という存在について、その有難さが今はほんとうに身に
沁みる。

あともう少し

自由の彼方

関連記事

  1. グリーンパワー その3

    2019.03.05
  2. 田植時

    2014.06.02
  3. 書作のアイテム その3

    2014.05.29
  4. 権勢の残像

    2014.11.11
  5. 大人の書道塾

    2017.08.13
  6. 心の花

    2017.05.22
PAGE TOP