みなさんは、“レコファン”というレコードショップをご存じですか?中古レコードショップとしては規模が大きく、品揃えも豊富なのですが、先日、渋谷にあるレコファンに久しぶりに行って参りました。
平日の昼間からそこにいるお客さんは、それこそ火花を散らしながら(笑)、真剣にレコードを探していて、そのことに改めて関心させられました。私も経験があるのですが、一度、探しはじめたらもう、その作品が見つかるまではとことん探し続けてしまうという一種の禁断症状と言えなくもないのですが、でも探すことをしなければ(辞めてしまえば)、めぐり逢うことも絶対にありませんよね。もう廃番になってしまった作品は、市場に出回っている、それも限られていますが、出逢うことでしか入手する手立てはないのですから。
探しているものの方からやってくるという考え方もあるかもしれませんが、私には今一つそれについての真実性を感じることが出来ません。万一あったとしても、それは自分にとって、案外とるに足らないものであったりするのではないでしょうか。
これに似た話としては、人と人との出逢いというものも、こちらが出逢おう、出逢いたいという姿勢や強い気持ちがなければ出逢うことはないと思っています。まして運命の相手というものは、何かの拍子で偶然に出逢った相手なのではなく、機が熟すという言い方がありますが、無縁を必然にまで昇華させるために、自分を磨く日々の努力が必要で、でもそうしてでしか出逢えないかけがえのない相手のことを指すのではないかと思います。
だいぶ話が飛躍してしまいました・・・。
そんなことをふと考えていたら、数年前に公開された『猟奇的な彼女』という恋愛映画を思い出しました。日本でもTVドラマ化されたようで、そちらは見ていませんが、映画の方は最後に本当に素敵なサプライズのある作品なので、ご覧になられていない方は、少し前の映画ですがお勧め致します。