優しい風の中で

猛暑と言われた今年の夏もまもなく終わろうとしている。
今年も汗だくになりながら書作した。作品に込めた想いは、夏の日差しよりも熱い。

目に見えないこうした熱量を書から感じ取ることが出来るのも、人間独特の感受性ではないかという気がする。
ただ人の肌を通してザワザワする、音楽のように空気の振動によってゾクゾクする“触れる”感動は、書のデジタル化においては残念ながらなかなか得にくい。
最近は「 5G 」なる言葉が取り沙汰されているけれど、書道はどう共存していけるのだろうか・・・。
ともあれ、書とデジタルの親和性をテーマに、現在、映像作家と音楽家とコラボレーションして作品を制作している。
9月下旬には公開されるので、少しずつこの場で、これについてお伝えしていきたい。

昨日は、日比谷公園内のレストランで食事会があった。
都会の中で、静かに佇み続けている樹々たち。
そばにいるだけで安らぎを与えてくれる、この自然という存在に、私は何でもないように見えて、何でもないことの偉大さを感じずにはいられなかった。

    残暑お見舞い申し上げます

    問いかけ

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