有難きもの


新規記事の間隔が徐々に広がってしまって、何とかしなければという思いだけが募っている。
前回のブログ記事が4月9日。
気づけば5月15日。一か月以上が経ってしまった。言い訳がましくなってしまうのだけれど、ゴールデンウィークは1日も休めなかった・・・。

それはさておき、新型コロナウイルスの発生から約3年余り。今年のGWは人出が増えたとのことで、5月8日からはコロナも5類に移行された。

思えば2020年1月。
日本で最初の感染者が確認されて以降、「外出自粛」「緊急事態宣言」「ステイホーム」「リモートワーク」と様々な言葉も生まれてきた。
人出は戻ったとはいえ、変わった生活習慣はこの先どうなってゆくのだろう。

ちょうど3年前の今頃、雑誌『墨』のエッセイで書かせて頂いたことのある個人経営の和菓子屋さんが、この5月をもって閉店すると聞いた。
昨今の和菓子といえば〝作品性〟を追求するように気張ったものが多い中、精製の砂糖を使用していないので身体に優しく、見た目も味も押しつけがましくなくて、私にとってはかけがえのない、自分へのご褒美のような品だった。
これは余談になるけれど、ご主人が修行されていたのは宮内庁御用達のお店であったそう。

閉店の理由について教えてもらった。
注文となると百個単位になるほどのお店なのに、高齢からその数をさばききれないためとのこと。
提供できるだけの数で継続することも可能ではないか、と考えるのは簡単で、ご主人にとっては、長年の仕事で培ったある種の流儀のようなものがあって、取る注文と取らない注文を分ける、そういう考えは無かったのだろう。

その味との別れは、ご主人の気概とその人生をかけた手仕事との永遠の別れでもある。
普通に食べていられた日々は戻ってこないけれど、いつまでもご主人の心意気は忘れないでいたい。

未来は今

感受性

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