満開の桜が、風にはらはらと舞ったかと思えば、ぽつぽつと降る雨にその姿を艶めかしくしっとりとさせる。各地では入学式と統一地方選挙。このような時期は“何かしらの変化”を求めるのが、人の常。
私自身のことで言えば、日々、書家としていろいろなお仕事を頂き、時間的、精神的、体力的に追い込まれている状況が続いてはいるが、そんな時だからこそ、道元の歌を反芻したい。
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり」
新たな気持ちで
原点回帰