瞬間の判断

このところ少し寒いなと思っていたが、早いもので、暦の上では立冬を迎えた。まだ秋さえ充分に楽しめていない私は、先頃、文庫版が発売になった『天地雷動』(KADOKAWA刊)を夜長に再び読んでいる。これは伊東潤さんによる歴史小説で、壮観な戦国絵巻。私は書家として、2年前に題字を書かせて頂いた
どんな作品でも書いた本人は、後からこうすれば良かったと思い返すものだと思うが、でも過去はもう一度やり直せない。その時こそが勝負。

徳川美術館所蔵の『長篠合戦図屏風』の絵の上に。自分の書がのると事前に聞いていたので、少し気張り過ぎた感もある。書作していた時には、伊東さんが描かれた合戦の渦の中に私もいて、立ち回っていたように思う。

時間芸術とも言われているが、書作も一瞬の判断によって、書の姿は変わる。

瞑想

INTERVIEW

関連記事

  1. 節電と風の季節

    2022.07.01
  2. 誇り

    2015.09.02
  3. 熊野“筆”巡礼 久保田号

    2016.09.09
  4. イタリア滞在記~作成中~

    2013.05.30
  5. 大正浪漫

    2015.02.21
  6. Silent Night

    2017.12.22
PAGE TOP