瞬間の判断

このところ少し寒いなと思っていたが、早いもので、暦の上では立冬を迎えた。まだ秋さえ充分に楽しめていない私は、先頃、文庫版が発売になった『天地雷動』(KADOKAWA刊)を夜長に再び読んでいる。これは伊東潤さんによる歴史小説で、壮観な戦国絵巻。私は書家として、2年前に題字を書かせて頂いた
どんな作品でも書いた本人は、後からこうすれば良かったと思い返すものだと思うが、でも過去はもう一度やり直せない。その時こそが勝負。

徳川美術館所蔵の『長篠合戦図屏風』の絵の上に。自分の書がのると事前に聞いていたので、少し気張り過ぎた感もある。書作していた時には、伊東さんが描かれた合戦の渦の中に私もいて、立ち回っていたように思う。

時間芸術とも言われているが、書作も一瞬の判断によって、書の姿は変わる。

    瞑想

    INTERVIEW

    関連記事

    1. 最終章

      2018.01.27
    2. 書聖 王羲之展

      2013.01.22
    3. Dear…

      2020.12.22
    4. いけばな会

      2018.11.01
    5. 京都ヒストリカ映画祭 開幕~映画公開

      2013.12.06
    6. 自由のかたち

      2017.06.26
    PAGE TOP