青いもみじ

外出には日傘が欠かせない、真夏のような日が続いている。
涼をとるため、緑に囲まれた山寺へ。

楓の葉を、“もみじ(ぢ)”と言うようになったのは、いつからだろうか。もともと“かえで”は、“かへるで”と言われていた。
言われてみればその葉は、“蛙”の手に似ているように思う。

利休は「樫の葉の もみぢぬからに ちりつもる 奥山寺の 道のさびしさ」という慈円の一首を挙げて、紅葉ではないことに侘び・寂びの美があると語っていたが、それも頷ける。

真っ赤に染まっていないこの季節のもみじは、墨の匂いのように、心を落ち着かせてくれる。

梅雨入り前、清風に身をゆだねて青空を見渡していると、書家ということではなく、自然に、書きたいという気持ちが湧いてくる。

青いもみじ

    自然のありよう

    関連記事

    1. 「書法と美の着眼」再開

      2016.03.30
    2. Life goes on

      2015.06.10
    3. 余白の時

      2016.07.26
    4. 未知との遭遇

      2017.09.17
    5. 円相

      2015.01.04
    6. 伝統デニム

      2012.09.14
    PAGE TOP