気配

数日前から蝉の声が聴こえ、太陽が照りつけ、冷涼なハーブの香りも恋しくなり始めた。いよいよ夏本番。

令和という時代になり、何か新しい気運が生まれようとしている“気”がする。まぁ気のせいだとも言われそうだけれども、こうした目には見えない“気配”を感じることは大切なことではないかと思う。
夏の始まりも、ここから夏になるという明確な定義に従っているわけではなく、自然に身を委ねて、体感として受け入れてゆく。

最近は、今秋にパブリックスペースで公開されることになっている新作に取り組む毎日。
書家は言語や文字を司る左脳とイメージや直感に関わる右脳を同時に働かせるとも言われるけれど、今回は、ほぼ直感だけによる作業。
だから自分でも完成形が想像出来ずにいる。
作品を創作するにも、鑑賞するにも、この不確かなものを感受するという行為に他ならない。

最適化と主義

残暑お見舞い申し上げます

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