書作

近所の草むらでよく野良猫が昼寝をしている。本当に気持ちよさそうに寝ているのだけれど、おそらく食べるものにも特に困ってなくて(近所の人たちが餌を与えているのだと思う)、体型もぽっちゃり。

窓から眺めている私とはたまに目が合ったりする。そんな時、向こうは視線を一切そらさずに、私の方をじっと見つめている。
この人間は敵か味方か・・・。
たぶん、敵とは思われていない。
言葉で語らずとも目は口ほどにものを言うというように、瞳の奥で感じ合っていることを、少なくても私の方は感じている。

書家の私は、口で思うように伝えられないから、書を書いている。
それは書かれている言葉の内容を説明したい、ということが先に立っているのではなく、“第六感”で何かを感じてもらえることを密かに期待しているように思う。

みどりの日の朝食

優しさと柔らかさ

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