美しい人

プリンスが亡くなったことをニュースで知った。
今年はデヴィッド・ボウイの訃報もあった。

ロックについて特に詳しいわけではないが、デヴィド•ボウイについては次のエピソードを聞いたことがある。

公演のバックステージで、ある人が彼の楽屋をいきなり訪ねたところ、彼は独り静かに、正座をして本を読んでいたという。人が見ていないところでも、佇まいを崩さず、凛としている。この話を聞いた時、スターというより、何か求道者のように思えた。

プリンスは一時、自身の“Prince”というアーティスト名を捨て、♂や♀などを組み合わせた、読み方不明、フォント表記不可能な“記号”にしてしまった。商業的にも、もちろん自分の存在証明の意味においても、名前を消してしまうことなど、並みのアーティストには出来ない。その記号を日本の音楽業界では「ラブシンボル」、「ジ・アーティスト」などと読んでいたが、ピンとこなかった。

プリンスも、デビッド・ボウイも、その実像は麗しく、美しい人だと思う。

美しい人

    絶やさぬように

    千載具眼の徒を竢つ

    関連記事

    1. 人と人の出会い

      2016.11.24
    2. 問いかけ

      2019.09.15
    3. 茨城県北芸術祭⑤芸術編

      2016.10.25
    4. 瞑想

      2016.11.04
    5. バレンタイン

      2019.02.03
    6. 風神雷神

      2014.03.25
    PAGE TOP